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10年ぶりに河津桜を見に行った。本当は9年前だけどキリが良いので10年ということにしておく。
🏍️💨(前回の記録) 石廊崎~河津桜~箱根湯本ツーリング
改造ママチャリ canaff2.4CT でロングライドした時はギリギリ300kmに足りてなかったので、桜よりも300超えの方が目標だった。ロードなら余裕だ。
余裕と書いたが、実際は条件がつく
家を出る前にちゃんと朝食を食べて、のんびりペースで進んできたので、普段なら2〜3時間は休憩しなくても大丈夫なはずだった。が、この日はなんか調子が悪く、風邪が治りきってなかったのかな(先週まで風邪ひいてた)、寝不足だったのかな、昨日変なもの食べたのかな、といろいろ考えていた。朝4時に家を出てきて真っ暗な道を走っていて、これが結構ストレスになるので、その辺のメンタル的なアレなのかな、とかも思っていた。とりあえず近所の尾根幹の時点で帰りたくなっていた。
町田リス園の前でスピードセンサーの電池が切れてしまい、より悲しい気持ちになる。電池の予備は持ってきていなくて、体も重かったのでフラフラしながら1時間半でコンビニ休憩にした。30分ほど休んで出発。
電池休憩から1時間半走ったが、体が重くてチカラが出ない。2回目も早めの休憩にした。
食べたものが体に行き渡ってないような感じがしたので、腹は減ってないけど何か食べたほうがよさそう、でも食欲がないな、としばらく陳列棚を行ったり来たりしていて、じゃがりことコーヒーを買った。ここでも30分くらい休憩していたけど、あんまり回復した気がしなくて頭がクラクラする。
実はここ半年くらいに知ったのだけど、自分は低気圧に弱いらしい。家でじっとしていても頭痛と動悸が起こる。体を動かしていればまた違うのかなと思っていたけど、実際は頭痛と動悸がしてさらにパワーが落ちるだけという三重苦だった。
もしかしてと思って頭痛ーるを開いてみると、登録してある三鷹市が昼まで爆弾マークになっていた。神奈川のあたりもずっと曇りで、どうも気圧の下がっている中を走っていたらしい。悲しみ。
なんとか熱海まで着いた
フラフラのままどうにか熱海まで着いた。ここまでの道はだいぶ慣れてきたので良かったが、標識を見ると「下田まで60km」とか出ていてゲンナリする。河津町は下田の手前なので50kmくらいだけど、それでも熱海から2時間はかかる。
熱海の休憩場所は特に決めていなかったけど、上の写真のローソンが広くて都合が良かったのでここで休憩した。ローソン熱海サンビーチ店というらしく、店の南側と屋上に椅子とテーブルがあった。
日当たりが良いので、太陽が出ていれば明るくて暖かい。今回は残念ながら曇りのため寒かった。
熱海〜河津町まで
熱海から先はFTRで1度走っただけで、道路の様子はまったく知らない。河津町まで所々にトンネルがあり、長いもので700m、しかも上り坂という嫌なものがあったりして、テールランプは付けっぱなしにしておいた。
伊豆の道は全体的に狭く、カーブも多く、アップダウンも多くて走りづらい。熱海みたいな景観がずっと続くので飽きてしまう。トンネルの路側帯も狭いし自転車で走るのはイマイチかな…という印象だった。知らない道を走ると長く感じるので、それもあったかもしれない。
河津町と河津桜
熱海から2時間半ほどかけてようやく河津町についた。ここの交差点はよく覚えていて感慨深い。
今回は河津桜まつりに間に合ったので人が多かった。祭りのはずれまで移動して撮影。今年は開花が早かったそうでほとんど葉っぱになっていた。
祭り周辺を散策しているとカラオケ大会みたいな声が聞こえてきた。見に行ってみるとご当地アイドルっぽい人が歌っていた。
河津桜の原木も見に行った。場所がわからなかったので「河津町 原木」でググったら出てきた。こちらもほぼ葉っぱである。2月頃の様子、という写真が近くに置いてあり、そちらでは満開だった。
某ロングライダーの人は毎年開花時期に見に来てるらしいけど、自分はそんな厳しい時期に300km走る技術と装備がないので素直にすごいなと思う。
原木の近くに満開の桜があって人だかりができていた。これはこれで有名なんだろうか。
川の反対側から。川沿いに河津桜と屋台が並ぶ。堤防側の斜面に降りてお弁当を食べている人もいた。
河津駅に伊豆急が入ってきた。伊豆急は伊東から下田をむすぶ観光列車で、この車両はリゾート21というらしい。黒船が来た下田港にちなんで黒い塗装の黒船電車になっている。子供を乗せたら喜びそうだ。
伊豆急2100系 - リゾート21とは
天城越え
今回のルートを作った時、実は河津桜→天城越え→箱根越えのコースにしていた。けれども河津町までずっと向かい風で、そこに低気圧も来ていたので、片道だけでかなり厳しい感じだった。
南風だったので「北に進む天城越えはどうだろう?」と山の方に移動してみたが、残念ながら吹き下ろす風が吹いていておとなしく諦めた。山で力尽きそうだったし、輪行バッグを持ってきていないし、日が暮れたら本当に危ない。暖かい時期に再チャレンジしたい。
帰路
コンビニでお昼ごはんを食べている間に天気も回復し気温も上がってきたので、風向きが変わる前に出発した。膝の上辺りに痛みが出始めていたので、できるだけ踏まないように、足の重さだけで走る省エネ走法を試してみた。意外とうまくできたようで、熱海まで良いペースで戻ってくることができた。
熱海までの道中に意外と多くの自転車とすれ違った。ツーリングの人が多かったが、チームジャージを着て練習している人もいた。途中にサイクルスポーツセンターがあるので、そこから出てきているんだろうか?熱海から近いようなので、今度見学に行ってみようと思う。
帰りも熱海のローソンで休憩した。熱海についただけで帰ってきた感が湧いてしまうが、ここから家まで100kmある。時計を見ると16時半頃で、日も傾いてきて寒い。この時期は寒暖差が大きいので調節が大変。
熱海からは知っている道で、ゆるい追い風もあったので、休憩をほとんどせず走ってみた。飲み物を買うために2回コンビニに寄ったが、どちらも5分程度の滞在で済ませて、補給は走りながら適当にゼリーを飲むだけにした。200km超えてからでもこういう事ができるんだな、という発見があった。
そんな感じで家には21時ちょっと過ぎに到着。お疲れ様でした。