子供の幼稚園その他送迎用にブリジストンのBikkeを使っている。3年くらい使ってると思うけど、前ブレーキが効かなくて止まれなくなってきた。どれくらい効かないかというと、前ブレーキを強く握って停車してもスルスルと進んでしまう感じ。信号待ちとかで左手を離してカバンの中身をゴソゴソやろうものなら、少しの傾斜で簡単に進んでしまう。
ブレーキシューが減って引きが足りないのかなと思って、2週間くらい前にもワイヤーの調整をした。当面のあいだ緩まないようにカンカンに設定して、ブレーキがちゃんと効くのも確認して、付属の黒いプラスチックカバーを取り付けた。確認した時はちゃんと効いてたけど乗ってみるとどうも止まらない。原因がわからないのでしばらく様子見にした。
「ビッケ ブレーキシュー」で検索したら…
ビッケやその他のブリジストン製自転車の前ブレーキは「スマートコントロールブレーキ」という名前らしく、それが効かないとか調整が必要とかそんな記事が出てきた。
上記ページを要約すると 片効きしなくて制動力はあるけど駆動部が多くて壊れやすい。あと仕様上シューがある程度減るといっさい効かなくなる
ということだった。
駆動部を清掃する
◇になったり□になる部分、ここの油が切れるとブレーキが戻らなくなるとのこと。パンタグラフと呼ぶらしいけど、ここの丸いネジ(?)の部分にパーツクリーナーを吹いて、潤滑剤を付けておいた。カバーが付いていたおかげなのか、もともと動きは良かったので操作感はあまり変わらなかった。
ちなみに油をさすとその分ホコリも吸着して結局動きが渋くなるとかどこかで読んだので、意味あるかわからないけどドライファストルブを使っておいた。これは玄関の鍵穴を掃除する時に買ったやつで、鍵穴にCRE556ぶち込むとホコリ吸着で壊れてしまうらしくてこれ買った。鍵の差し込みや回転がスルッスルになった。
ということで駆動部は終わり。
ブレーキシューの当たりを見る
ブレーキレバーを握るとシューはリムにあたってるんだけど、やっぱり制動力が全然ない。シューはそれほど減ってるように見えないし謎だなーと思って握ったり離したりしてたら原因がわかった。
プラスチックパーツで可動域を制限しているので、このカバーをつけるといっぱいまで引けないらしい。
ブレーキシューを外して減りを確認
シュー単体で見るとまだ使えそうな気がするけど、新品と比べると4mmくらいは減ってた。でも普通はもっと使えるような…?ブリジストン的にはシューが減りすぎる前に交換させたいんだろうけど、そのためにブレーキを効かなくさせるってちょっとどうなんだと思う。
上の「バイシクルショップ ビショップ」の記事にワッシャーを挟んで対応したとあったので、真似して1枚挟んでみた。しっかり効くようになった。シューが減ってきたらもう1枚足す運用になりそう。ワッシャーは家にたまたまあったやつで、穴の径が7mm、厚さ1mmのもの。
プラスチックパーツの挟まれる部分を取っちゃう方法もあるけど、何かあっても戻せないし、ワッシャーをはさむほうが簡単なのでこっちのやり方にした。新品で買ったシューはしばらく出番なさそう。
追記:半年ちょっと経ちまして…
半年くらい経って、ブレーキを深く握らないと効かなくなってきた。外してみるとこんな感じ。溝の底まで2mmくらいなので、このまま新品に変えても良さそう。
…と思ったけど、とりあえず2つ目のワッシャーを挟んで戻しておいた。固定するナットの締め込みが浅くなりそうなのでワッシャー作戦は2個が限界かな。