そうだ、奥多摩に行こう

Zwift National Championship 2018

Zwift の Japan National Championship に参加した。一般的には「全日本選手権」と呼ばれるやつらしい。どんな人が参加するか知らんけど、上位一割くらいに入れたらいいなと思っていた。結果は180人中26位だったので4分(ぶ)ほどはみ出していた😫

コース概要

Zwift Watopia Volcano Climb route details | Zwift Insider

1周22km。ほぼ平地で、7〜8分ほどの登坂(火山)があるルートを3周。いい感じにバランスの取れたコースだったと思う。平地は普段のZwiftレースでよく走るルートだったので問題なかったが、火山はほぼ走ったことがないので前日に試走しておいた。

傾斜は5%ほど、ゴール前に10%の坂があったが、パワメでやってるZwiftに勾配はあまり関係ないので、1周のうち7分くらい頑張る区間があるんだなという感じだった。

レースのはなし


まだ公式アナウンスは出てないけど、開始直後の人数は178人だった。


今のZwiftだとレース前に取っておいたアイテムを持ち込めるので、スタートダッシュで使ってる人もいた。なんとなくフェアじゃない気がして自分は手ぶらで参加した。


開始5分。体調は良いみたいで心拍もよく上がったが、辛さも感じる。ウォーミングアップはいつも通り開始前5分くらいで、スタート直後からペースが早めだったので、体がついてきてないような感じがした。心拍170でも苦しい。

普段のレースなら開始5分もすれば3.5〜4倍くらいで走ってるんだけど、周りが4倍〜になっててきつい。

Mobile Link App の方で集団内の位置と、フォローしてる人の位置を確認しながらやっていた。ZwiftでフォローしてさらにFav付けておくと、スマホのアプリからこうやって見れるので便利。今のところ N.Zaki 氏と J.Mizutani 氏の2人にFavを付けていて、この2人はどちらもクソ速いけど集団内にいるので、飛び出してる数人は放置でいいんだなと判断できた。

先生たすけてっ!最初の山を越えたら息してないのっっ!!

平地は先頭集団について行けたけど、火山に入ったら分からんな…と思いながら集団の後ろの方で走っていた。だいたい4.5倍。最後の10%の坂を越えたら平地→下りになるので、そこまでに集団へ復帰しなければ…!とは思っていた。が、だんだん離されてしまって(集団も伸びていた)、山の頂上付近で心拍190超えながらもインターバルみたいに必死で踏んで、下りに入った所でドラフティングに入れてもらえず失速していった…。パワーのグラフが心電図みたいになり、心拍はお通夜になった。


山を下って一人で走っていたら後ろから来た5人の集団に吸収された。2周目も半分ほど走ったあたりで J.Mizutani 氏が点滅しながら落ちてきて集団に吸収された。先頭がハイペースすぎてスタミナ切れかな?と思っていたが、Stravaのdescriptionを見るとPCトラブルだったらしい。ひと桁台狙える逸材だけに残念。

ちなみに J.Mizutani 氏とは一度 Korea Cat & Mouse のA組で走ったことがあって、Pretzelを5倍で登っていくのを必死で追いかけたらSTIを強く握りすぎていたみたいで左手の親指が1ヶ月くらい痛むようになり、しかもそのレースではあっさり千切られていて踏んだり蹴ったりだった思い出しかない。

あとMIVROなので龍星くんにも聞いたところ、「彼はね…速いんだよね…」という情報だけ聞いていた。速いのはわかってるから大丈夫…。


3周目。相変わらず集団で走っていたが、火山のゴール手前からアタックしても下りで追いつかれるため(2周目で試した)、早めに抜け出そうと Watopia Flat の水中トンネル出口坂でアタックしたら水谷氏もついてきた。もう一人抜け出てきて3人で火山を登り、ゴール手前までかたまって走っていた。

3周目の火山から両足の大腿四頭筋がピクピクしだしていて、つい2週間前に100kmレースのゴール手前で攣って動けなくなった経験があったので、ムリしないように回していた。今まで足がつるときは裏側の筋肉だったけど、今日のはペースが速すぎて表側で踏んでしまっていたらしい。そのままゴールスプリントに入って、4倍ちょっとしか出せないのでまったく絡めずに26位のままゴールした。


ゴール後にいつも通りのランキングが表示されて、1位は誰だと思ってみたら N.Zaki 氏だった。この人は平日の21時〜21時半スタートのレースでよく一緒になるんだけど、3倍前後の低いパワーで集団の後ろの方をいつも走っている。かと思えばいつの間にか先頭にいて1位を獲ってる不思議な人。ZwiftPowerでデータを見てもw/kgの平均値は3.7倍とか低めでよく出ている。

今日の結果をZwiftPowerで見ると パワーウェイトレシオが15s, 30s, 1m, 2mで一番高かった。5mも2番目に高い5.5w/kgだった。スプリンター…なんですかね?体重57kgらしいんですけど、7.4倍で1分走るマンで、年齢はVeteran表記なので40代で、実際のレースでもよく勝つような実績のある人らしい(Twitterで言及してる人を見かけた)。

今後も平日レースで一緒になると思うので、ゴール前スプリントでなんとかして抜け出したい。が、この人いつもエアロヘルメット持ってるのですぐには勝てなそう。


ライドレポートを見ると、1周目がきつくて黄〜赤が多くなっている。その後しばらく力が入らなくなってしまったのでパワーも心拍も落ち込み、3周目で回復したのか体は軽くなってきたけど足が攣りそうでそのままゴール、となっていた。

ゴール直後は太もも以外が元気だったので「俺は本気を出していない」くらいに思っていたが、今日一日中眠かったし体もだるくて、本気出しきってたっぽい。

一方その頃、矢野口の CROSS COFFEE では…

という感じでめちゃ豪華なことになっていた。栗村さんもナレーションしてたみたいで、動画、どっかにあがってませんかね…?

動画といえば、Zwift公式の動画も上がっていた。1周目の火山まではちょっと映っていた。

家から出ないのが最高

Zwiftは導入ハードルが異様に高いゲームだけど、やるとめっちゃ面白い。Twitter見てたら「ゲームでやるくらいなら現実のレース出たほうがいいのに…」とか書いてる人がいたけどオメーは何も分かっちゃいない。

家から出ずに70kmのレースで遊んで、終わったらすぐ風呂と洗濯して、その後は子供と遊ぶ。全日本とその周辺に関わってる時間はたったの3時間。これがリアルレースだったら家族ごと会場に前日入りして、早起きして、ウォーミングアップの機材とかなんやかんや用意して、レースやって、汗臭いからどっかで風呂入って、家族連れて帰宅、とかやってたら週末がつぶれしまう。しかも家族は自転車に興味がない。

家族連れて遠征するのは面倒くさいし、俺は自転車で山に行ければいい(Stravaの区間タイムが良ければなお良い)し、自宅警備員なので健康が維持できればいい、くらいの付き合い方なので、家から出ないでZwiftで遊べるのが最高。

お茶してた #satoimo #里妹 #zwift

Kazuhiko Maedaさん(@monoooki)がシェアした投稿 -

家族とはこういうことしたいんですよ。