そうだ、奥多摩に行こう

あああ

2007年5月21日

調べに調べつくして、
他の人がもうやっていることだったのかと落胆して
何も始めずに終わる人もいる。
何も知らずにトップに躍り出る人もいる。
小野和俊のブログ:知識が摘み取る創造力の芽

最近は調べに調べつくして、
他の人がもうやっていることだったのかと知る所からスタートする方が多いかな。
ちょっと諦め入っているように見えるのは、熱を上げすぎた後の落胆が辛いから。いつも逃げ道が欲しい弱い俺。
「図書館に訊け」を読んで妙に納得した、と言うかほっとした。

私たちは、過去の学術的な成果を「引用」し、過去の業績に「借景」しながら、新しい創造をつけ加えていく。学術研究はこの方法をとるほかなく、これを無視すればアカデミズムにはならないことを肝に銘じてほしい。
しかし、冷静に考えれば、こうした方法はアカデミズムの分野に限らない。どのような分野であっても、先人の轍を踏みしめることが大事である。美術でも文芸でも同じだ。過去の作品に沈潜したのち、新しい自分だけの研究や表現を開拓できるというものだ。
Amazon.co.jp: 図書館に訊け!: 本: 井上 真琴