そうだ、奥多摩に行こう

Pioneerのパワーセンサーを買った

2018年5月02日 gadget zwift

パイオニアのパワーセンサー PW510A80GL
Amazon | パイオニア(Pioneer) 左クランク用パワーメーター パワーセンサー SGY-PW510A80GL サイクルコンピューター対応 | パイオニア(Pioneer) | サイクルコンピューター・GPS用アクセサリー

2018年の1月〜3月はZwiftばかりしていた。パワメがついているローラーを使っているので、Zwift内ではパワー値を見ることができる。

レース中心で遊んでいたら、パワーウェイトレシオの読み方(使い方?)とか、Stravaに表示されるゾーンの意味がわかるようになってきた。いわゆるパワトレというやつ。ペース配分もできるようになり、今の自分がどれくらい走れるのかがだいたい予測できるようになった。

4月1日のブルベを皮切りにまた外で走ろうと思っていて、ブルベは長時間走るからパワー計欲しいな〜〜と思うようになってきた。あんまり履かなくなったブーツをメルカリに出したら小銭が出来たので、パイオニアのセンサーを買った。

パワメ買うまでの葛藤

パワメ、本当はGARMINのVector3が欲しかった。が、高いしクリートも変えなきゃいけなくてちょっと敷居が高い。もう2ヶ月くらいあればお小遣いがたまるんだけど…という所で実走の時期が近づいてきたので、最低限の数値がわかる物を買う方に切り替えた。

バルブにつけるアロフライも一瞬候補に上がったが、どう考えても精度が悪そう。ステージズやパイオニアの片側だけの物は、「片方だけの計測」がなんとも気持ち悪い。かと言って両方揃えると高い。両方揃えるならVector3が良い…というのをグルグル考えていたら、パイオニアのセンサーのレビューにこう書いてあった。

割り切れれば最強コスパパワーメーター
通常、パイオニアのパワーメーター(正しくはペダリングモニター)はクランクをパイオニアに郵送するのど、面倒かつ、予備のクランクが無いと一定期間(ひどい時で一ヶ月程度)自転車に乗れないという、かなりハードルの高い製品だったが、10月からAmazon専売でひっそり発売されたこの製品は、割り切れる人には現時点で最強のコスパパワーメーターだと思う。

コスパ良し
ソフトウエアの更新などはありませんが、それはすでにペダリングモニターとして完成形になっているから…と思っています。

どうやら、使えるレベルのもので一番安いのがこれらしい。それでも5万か〜〜と思ったが、他に選択肢がなかったのであきらめて買った。

ちなみに、クランクの内側にセンサーが来るので、チェーンステーの形状によっては取り付け出来ないフレームもあるらしい。説明書の画像がAmazonにも出ていて、その画像にあるように単4電池で余白の有無を確認してから買った。

取り付けに専用工具が必要だった

105のクランク

クランクくらいすぐ外せるだろ…と工具箱から道具を出してきたら形が合わない。一緒に購入されている商品に200円くらいの専用工具が出ていて、それじゃないと外せないらしい。ググっていたら「割り箸で外せる」という謎情報もあったが外せなかったので、CWS吉祥寺に行って買ってきた。

パワーセンサーという商品名で、パワーメーターではないらしい

アルテグラグレードのパワーセンサー

CWSで取り付け工具を買いながらお店の人と話をしていたら、「それはパワーメーターではなくてパワーセンサーですね」と言われた。パワー値を出すだけで、ペダリングデータなどは取れないらしい。Zガンダムとゼータプラスみたいな物かな…と思いながら聞いていたが、どのみちパイオニアのサイコン持ってないし、パワーが見れればよかったのでこれでよかったようだ。

あと、実店舗での取り扱いはなく、通販のみらしい。謎商品である。

使ってみた感想

パワーの精度は良さそう

取り付けは簡単だったので、注文して数日後にはもう使えていた。Edge520にペアリングして校正もすぐに終わった。Elite KURAと違いを確認するため20分くらいZwiftをやってみたが、Zwift内で出る数値(KURA)とEdge520に出る値(パワーセンサー)はほぼ同じだった。片方だけのセンサーでも意外と大丈夫そう。

一瞬0wになったり低い値が出ることもあるが、これは電波のアレか、右利きの自分が左の力を抜くクセでもあるのかな…と思っていて、出るにしてもほんの一瞬なので気にしていない。

片方だけアルテグラになった

パワーセンサーのAmazonレビューとか他のブログ記事とか見ていたら、105タイプは何か良くないっぽい記事を見かけて、失敗したくないのでアルテグラの方にした。重さとかQファクターとかちょっと変わるらしいけど、気にしなければ問題は存在しない。2ヶ月くらい使ってるけど、実際何の不満もない。

外でもZwift状態

外でも走ってみたが、ちょっとの傾斜でパワーが上がったり、平坦が続くとパワーが下がったり、Zwift内ではかなり頑張ってる400wも外で出すとそれほどでもないんだなぁ…とか、不思議な感じだった。信号で停車してから動く時に300〜400wくらい出ていて、これ繰り返すのは結構疲れるよな、と思ったりした。

スマートグラスでZwiftと同じUIで数値を出してほしい。10年くらいZwiftに課金し続けたら実現してくれそう。

アベレージ走法

買った2週間後にブルベの定峰200があり、峠を3つ含む200kmのコースだったので、週末によく参加していたZwiftのKISS 100kmみたいに走ってみよう、目安は200wくらい、と決めておいた。200wはかなり楽なペースなのでパワメがないとついつい踏みすぎてしまうが、これを休憩なしで100kmも続けるとかなりしんどい。そんな経験があったのでどうなるかな…?と楽しみにしていたが、意外とうまくいった。
BRM401 定峰200 200w縛り - クソパンダの健康生活

個人的にはロングライドのペース配分が簡単になって便利に感じている。安全におうちに帰るまでがロングライドなので、行きで飛ばしすぎて帰りにグダグダになるようなのは避けたい。

速度を見なくなった

あと、速度をあまり見なくなった。特に上り坂。がんばらない時は200w、がんばる時は300w、だいぶがんばる時は400wのような感じで、Zwiftと同じようにパワーだけを見るようになった。

パワーを見る弊害として、「自分は300wだと10分弱しか持たないからもうダメ」と弱気になる所がある。CWSのお店の人も同じことを言っていて、「だからプロはレースの時にテープで目隠しする人もいるんですよ」と教えてもらった。

ちなみに↑の攻略法は「もしかして行けるんじゃね?」と思うことで、ZwiftのBox Hillで「俺は5倍は無理」と思っていた所を「行けるんじゃね?」に変えたことで5.3倍まで上げることができたので、要は気持ちの問題。